
地域に根ざす交流の場・コラボレーションの場・地域の問題解決を場を創造する「7F」
埼玉県さいたま市の大宮駅東口徒歩1分の場所にあるコワーキングスペース。
仕事やスキルが共有できる場、同じ空間を共有することで、それぞれの経験を活かした交流やコラボレーションが生まれる場を目指している。
運営者の星野さんにオフィスの魅力などお話を伺いました。
2013/09/27
利用者視点で考えたネーミング
── オフィス7Fの由来は?
ネーミングは色々候補が有りました。“大宮キャンパス”など30〜40近い候補名がありましたが、なかなか決まらなかった。
キャンパス風にしたいなどいろいろ有りましたが、シンプルにココ7階だから7Fでいいよねと。(笑)
色々考える中でシンプルになりました。
冷静に考えてみると月額メンバーは郵便物の受取りも出来ますが、送付先住所として
〒330-0802
埼玉県さいたま市大宮区宮町1-5 大宮銀座ビル7F
入居者名
と利用出来るため、結果的に良い名前になったと考えます。
ー確かに、利用者からすると分かりやすく、使いやすい名前ですね。
ぼくも、インキュベーション施設を3年程利用しましたが、名刺交換した際の実体験からメリット・デメリットが有ると考えここのオフィスの個性は若干抑えても、利用者にとって、ビジネス上メリットの有る名前になれば良いと考えました。
▲入居者の利用シーンから考えられた7Fの由来
『自己成長出来るような場』としてのオフィス
── オフィスをどういった文化の空間にしてゆきたいでしょうか?
7Fには文化というか目標が3つあります。
(1)自己成長の場
(2)就労支援
(3)ビジネスマッチング
個人同士をマッチングする事で、売上が上がったり、就労することが出来たり、普段はサラリーマンだけど町のイベントにも参加することができたり、関わる人達が『自己成長出来るような場』になりたいというのが一番大きな目標。
子育て支援として、埼玉県さいたま市は、小学校の数が増えているように、子どもの数が増えているため、子育てしながら働いているお母さん方が週1の打合せに、たまには子どもを預けて(7Fは託児施設と提携、託児のイベントも行っている)自分達の作業や打合せが出来る場所としても使って欲しい。
地域の課題解決の場として、大宮駅周辺は市営の図書館、公民館がない。(徒歩20分程の場所に有る)この場所で、実際に町の人同士が知り合い、イベントが行なわれたりもしているのですが、そのような場所としても使ってもらいたいと思っている。
個人で活躍される方の地域のプラットホームを目指す
── オフィス事業者に聞く未来の素敵な働き方は?
私が思うところは個人で働く人は増えるだろうなと。働き方として、大きく2通りあると思っていまして、
・『個人で働けるので働くべきして働いている人』
・『個人にならざらるおえなくて個人になってしまった人』
海外・アメリカなどでは、フリーランサーが多いですが、日本はまだ会社所属の人が多く、おそらくあまり夢の有る話ではないかも知れませんが、この文化はそうそう変わらないと思う。
だけど、そんな中でも、今後個人で働く人は、間違いなく増えてゆくことでしょう。
個人でやるべきしてやれている人は、いろんなところから仕事は有るでしょうし、家でも仕事が出来るし、このような場所も利用してもらえると思いますが、それ以外に、たまたま雇用形態上、正社員ではなくなって自分で社会保険料なども払いつつ常駐している個人の方も多いのかなと。(それが悪い意味ではなく)
そのためには、自分のポジションを築ける場所が必要で、ひとつのプラットホームとして、コワーキングスペースなどが存在して行くのではと考えます。
── 7Fの中で何か恊働的なプロジェクトなど生まれたりしていますか?
生まれています。
建築関係の方が多いので建築士の方と空間プロデュースの方が一緒になって色々なプロジェクトが生まれたりしています。また、ソーシャル・IT系のサービスも、この中で知り合った方同士でやられています。
変わったところですと、スィーツの定期販売サービスも始めた方もいます。その際にホームページや税理士とか会社設立に関して、7Fで知り合った人にお願いされることが有りました。
自分達のビジネスが明確で、ビジネスを実現するために必要なホームページ制作、税理・会社設立の事など、7Fに来る事で、『資金はこれだけある、この範囲内で出来ないか?』という相談が、7Fの信用がある中で、相談に乗ってくれる人居て、ビジネスとして立ち上げることが出来ました。
▲オフィス内のメッセージボードには仲間を探すメッセージも掲示
── どのような方がオフィスをご利用されていますか?
年代は30代前後が多く、一番下の高校生は、受験勉強のため、ほぼ毎日利用されています。17歳から60歳を超えた方が利用されていまして、60歳を超えた方は商店街の集まりの中で利用するケースです。
構成として、IT系の方々が全体の4割程の利用で過半数ではないです。
他のオフィスですと、IT系の方々のご利用が多いという印象でしたが、4割は少ないのでしょうか?
そうですね。郊外型のコワーキングペースはおそらくそんな比率ではなかろうかと。
ある程度、人が来ている郊外型のオフィスで、首都圏、大阪、名古屋、福岡など代表的な都市以外の場合、IT系の方々だけで9割利用頂くの難しいのではと考えます。
それもひとつの7Fの特徴ですね。
そうですね。町の人が3割。町の人がイベントの打合せ、他作業で利用され、建築とか士業の方とか脚本家小説の方が2割、残り1割は出張者の利用ですね。
オフィスのイベント・交流
入居者さんが積極的に交流・イベントを開催
── オフィスでは、どのような交流、イベントを行なっていますか?
7Fとして、毎月1回月額メンバーの交流会を行なっています。
後は、利用者さんが交流やイベントを開催するケースが多い。
7Fとして本当はもっと色々やりたいとは思っているのですが。(笑)
結構、利用者さん同士の交流が行なわれていまして、
・月2回 題名のない音楽会 大宮の人が集まってランチ会
・月2回 マジでビジネスやる部 異業種交流会
・IT関係の飲み会
・クラシックギーターコンサート
・I love SAITAMAぷろでゅーすという町の人達が集まるイベント(多いときは50−60人集まる)
などの交流が行なわれています。
また、7Fでは、
・月1回 交流会
・IT関係の勉強会
・助成金・補助金の勉強会
・会社設立の勉強会
などのイベントを行なっており、今後は、もう少し増やして行きたい思っています。
▲大きなホワイトボードにはイベント・交流の告知が満載!
さいたま地域で活躍したい人集まれ!
── 7Fにこんな人がきてほしい、こんな方だったらオフィスのメリット活かせますなどありますか?
『町のコワーキングスペース』を目指しているので、何かしら埼玉県に由来、さいたま市、大宮周辺に良く来る人など、埼玉地域で活動するための拠点になってくれればという想いが有ります。
7Fの場を活かし、地域の方々と何か産み出してゆきたいという想いがあるのでしょうね。
そうですね。生まれ育ったのがこの辺で30年位住み、結婚・起業して東京に出ましたが5年程で戻ってくる際に埼玉県で何かしたかったと想いが有ります。
縁有って戻ってきたからには『埼玉県でインパクトの有る事』がしたく、IT事業・コワーキングスペースを通じて埼玉地域がより良くなればと考えています。
オフィス7Fの今後の展開 〜新たな価値創造にチャレンジ〜
── オフィス7F 今後の展開について
10ヶ月全力で頑張りました。第2の創業だと思い、朝から晩まで毎日オープンし、ほぼ毎日オフィスに居ました。
ありがたいことに、利用者は増えてきましたが、場所貸しビジネスの限界も感じています。
現在、多い日には、平均60−70人の方がご利用頂いていますが、空間提供以外でも、何か7Fで新たな事業を産み出したい。
7Fの目標として自己成長の場所を考えると、親和性も有るスクール事業のような形で方向性を見いだしたい。
具体的には、7F学校だとか7F大学をイメージしています。7Fに来れば、会社設立の勉強ができたり、補助金・助成金・ホームページの勉強ができたりする。
また、月額会員は無料で利用出来るなど場所として利用する以外にも7Fを利用する目的を明示したい。
教える方は、7Fに所属する方が行なうなどでしょうか?
それでも出来ますね。
講師の方への講師代をお支払いすれば、何か7Fに所属するメリットも見いだせるのではないかと考えています。
また、スクール事業を通じて地域雇用を産み出す仕組みも行いたい。
コワーキングスペース運営予定者が頻繁に見学に訪れるオフィスの秘密・・・
▼名刺ボードには来場者の名刺が沢山!
── コワーキングスペースやりたい・始めたい人が7Fに見学に来られるそうですが、ずいぶんと人気ですよね?
ありがたい。3日に1人位は見学にいらっしゃいます。少し今後どうしたらいいのか悩みどころです。
どうして星野さんのところに来るのでしょうか?
いやー分かりません。(笑)
コワーキングスペースで検索される、口コミで他オフィスで見学された方が7Fを紹介されたりなどでしょうか。
海外でコワーキング始める方も見学に来られた例もあります。
では、コーワキング事業者へのスクール事業などは?
そういった意味では、毎月1回第1月曜日に、コワーキングスペース運営者勉強会を開催しています。
そこに来ていただければ、まとめて他の運営者にもお話が聞けてお得ですよ。
── オフィス7Fの魅力をまとめると?
埼玉県でコワーキングをやる人が少ないので朝から晩までオープンしています。
埼玉県のさいたま地域で活動したい人にとっては、地域で頑張っている人、尖っている人が7Fには大勢居ます。そんな人達と交流が出来ることが7Fの魅力になっていますし、目指しているところでもあります。
── 未来オフィスから契約頂いた方への特典などありますか?
どうしますかね?(笑)
月額会員には色々用意出来ると思います。
僕が書いた WordPress 関係の本を一冊プレゼントします。
ドロップインの方は・・
考えます。(笑)
クリアファイルなどつくるなどがいいのかなー。
▲星野さんの魅力がオフィスの雰囲気にも伝わってきました!
未来オフィス・メモ
取材と合わせてオフィス7Fにて一日ドロップイン体験してきました。
とにかく広くて快適なオフィスであったのが印象的。
運営者の星野さんに、様々な相談・交流が生まれているのを目の当たりし
『地域の問題解決の場』にしたい星野さんの想いが着実に進んでいるように思えました。
次のビジョンへの展望とあわせて、新たな取り組みが楽しみです。
地域の商店街の方もオフィスに訪れる、地域に根ざしたオフィススペースは
埼玉県さいたま市を拠点に、何か始めたい方にとってこれからもずっと魅力的な場所で有り続けることでしょう。
キャンペーン・特典
期間
2014年3月31日まで
対象
未来オフィスからお問合せ頂き、月次メンバーにお申込みされた方
特典
星野さん執筆の WordPress 関係の本を一冊プレゼント!
自社保有メディアのサイト運営によるインターネット広告事業・WordPressによるサイト制作事業・コワーキングスペース運営事業を行っています。